342.京成電鉄学園前駅



京成電鉄学園前駅はもともと千葉急行電鉄の駅として1995年4月1日に開業した。
駅の西側に千葉明徳短期大学、高校があるが、駅名称の「学園前」とは関係なく、
この名称は明治大学のキャンパスをここに誘致する予定でこの名称が付けられたが誘致計画は断念され、名前だけが残ってしまった。
千葉急行電鉄は1957年に京成系列の小湊鉄道が取得した千葉−海士有木(あまありき)間の免許を京成電鉄が譲受し、
沿線開発とそれに合わせた通勤通学客を見込んで1973年に設立された第三セクターである。
京成千葉線の延長線として1977年に建設が開始されたが建設費の高騰で工事が遅れて費用が嵩み、
千葉中央−大森台間が開業したのは1992年と建設開始から15年後となってしまった。
そのため開業時には建設費償還のために高い運賃設定にしなければならず、
更にバブル崩壊で郊外住宅の需要低下も重なって旅客需要は見込み程伸びずに1994年には債務超過になった。
それでも1995年4月1日には大森台−ちはら台間が延伸開業したが、
営業の継続は困難として1998年10月1日には京成電鉄に営業を譲渡し、千葉急行電鉄は精算され解散した。
現在は千葉急行電鉄の路線は京成千原線として千葉急行電鉄時代の運賃体系を継続して営業されている。
学園前駅は延伸開業時に大森台の次の駅として開業した。


画像 de8161
撮影時刻 2003/06/14 15:18:50



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