349.JR鹿児島本線門司駅



JR門司駅は1891年4月1日に九州鉄道が開業した時に大里(だいり)の駅名で開業した。
1942年7月1日に関門トンネルが正式開通するのに先駆け、同年4月1日に駅名を「門司」に変更する。
それまでは鹿児島本線の終着駅であった現在の門司港駅が門司駅を名乗っていた。
関門トンネルの開通に伴って門司駅は山陽本線の終着駅になり、駅構内が直流電化された。
1961年には鹿児島本線門司港−久留米間が交流電化開業したため、駅構内は線路によって交流と直流に分かれるという事態になってしまった。
翌年3月2日にデッドセクションの移設により駅構内を全線交流化することが出来た。
関門トンネルの開通以来、門司駅は在来線の九州の玄関口となっている。
山陽本線は直流区間、九州圏内は一部を除き交流区間であるために関門海峡を渡って九州内の駅にアクセスする寝台特急は、
門司駅で関門海峡通過用の交直流式EF81型電気機関車と交流式電気機関車ED76型との付け替え作業が行われる。
関門トンネルは山陽本線になっているが、下関−門司間はJR九州の管轄になっている。
2004年3月30日に橋上駅化し、現在の駅舎になった。
画像は南口で、前には国道3号が走り、以前から栄えている。
北口は現在再開発中で、サッポロビール北九州工場跡地に門司麦酒煉瓦館がある。
門司麦酒煉瓦館は1912年(大正元年)に建設されたゴシック様式の建築物で、
鈴木商店が帝国ビール門司工場として建築したものである。
帝国ビールは「サクラビール」のブランドで大正時代に一世を風靡したビール会社である。
鈴木商店は自社の社名に帝国ビールや帝国染料など、“帝国”をつけるのが特徴で、
その中の一つのレーヨンメーカー、「帝國人造絹絲」が、今の「帝人」の始まりである。


画像 dd05637
撮影時刻 2006/05/12 11:30:36

JR門司駅南口。


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撮影時刻 2006/05/12 11:35:55
旧JR門司駅。


画像 de8292
撮影時刻 2003/07/05 13:30:39




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