367.JR常磐線石岡駅



JR石岡駅は常磐線の駅であり、また鹿島鉄道鹿島線が5番線より発着する。
所在地は茨城県石岡市国府で、かつてここに常陸国府が置かれていたことを意味する。
石岡駅は1895年11月14日に日本鉄道土浦線が土浦−友部間を開業したのと同時に出来た駅で、
1901年には水戸線の一部、磐城線と統合されて日本鉄道海岸線となり、
1906年11月1日に日本鉄道が国有化され、1909年10月12日に路線名が常磐線になった。
1922年には鹿島鉄道が施設され、4番線5番線が使用された。
4番線は鹿島鉄道貨物線として使用されていたが、貨物営業を廃止したために今は線路が撤去されている。
現在鹿島鉄道鹿島鉄道線は石岡から鉾田までを結ぶ非電化路線で、
この路線はもともと1924年6月8日に鹿島参宮鉄道が石岡から常陸小川までを開業させたのが始まりで、
その後徐々に延伸し、1929年5月16日には鉾田まで延伸され、全線が開業した。
鹿島参宮鉄道は1900年8月14日に龍崎(現・竜ヶ崎)−佐貫間を開業させた龍崎鉄道を1944年5月13日に吸収合併する。
一方、1913年11月1日に取手−下館間を開業させた常総鉄道と、
1918年4月17日に土浦−筑波間を開業させた(旧)筑波鉄道が1940年3月30日に合併して常総筑波鉄道となった。
筑波鉄道は1918年9月7日には真壁−岩瀬間を開業させ全通した。
鹿島参宮鉄道と常総筑波鉄道は1965年6月1日に合併して関東鉄道となった。
しかし1979年4月1日には赤字路線だった石岡−鉾田間を分離させて鹿島鉄道に、
土浦−筑波間を分離して(新)筑波鉄道とした。
関東鉄道に残ったのは常総鉄道が施設した取手−下館間の常総線と龍崎鉄道が施設した竜ヶ崎線である。
(新)筑波鉄道が存続した筑波線は1987年4月1日に全線が廃止されている。
鹿島鉄道は関東鉄道の子会社として現在も路線を残しているが、
筑波エクスプレスの開業によって関東鉄道にも大きな影響が出たために鹿島鉄道の支援打ち切りを示唆し、
そのために2006年3月30日に廃止届けを提出し、2007年3月末で廃止された。
画像はJR石岡駅西口。


画像 de8575
撮影時刻 2003/07/26 11:40:07



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