412.小湊鐵道上総鶴舞駅



小湊鐵道上総鶴舞駅は市原市池和田にある無人駅で、木造の瓦葺きの屋根の駅舎がある。
その瀟洒な佇まいから関東の駅百選に選ばれている。
1925年3月7日に五井から里見まで開通したのと同時に開業した。
開業時の駅名は「鶴舞町」だったが、1958年1月1日に「上総鶴舞」に改称された。
駅舎の横には「関東の駅百選認定 上総鶴舞駅 石川信太書」という記念石碑が建っており、
その裏には「記念碑
上総鶴舞駅は、小湊鐵道第一期線開通に伴い、大正十四年三月七日、設置されました。
このたび「鉄道の日」記念、関東の駅百選の一つとして認定されましたので
末永く愛され親しまれることを願ってこの碑を建立いたします。
平成十一年六月吉日
小湊鐵道株式会社
     取締役社長 石川信太」と書かれている。
現在は単式ホーム1面1線の駅舎に接したホームのみが使用されているが、
かつて使われていた島式1面2線のホームがあり、また側線もそのまま残されている。
また南総鉄道が茂原からこの駅まで路線を敷設する予定だったが、実現しなかった。
茂原鉄道は1930年8月1日に茂原から笠森寺まで部分開業し、1933年2月1日には奥野まで延伸したが、
経営不振により1939年3月1日に廃止となった。


画像 de8984
撮影時刻 2003/11/01 15:16:43



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