469．ＪＲ湖西線大津京駅

ＪＲ大津京駅は湖西線の駅で､２面４線の高架駅である。
取材時は「西大津」という駅名だったが､２００８年３月１５日に「大津京」に改称された。
もともと１９７４年７月２０日に「西大津」という名称で開業したが､
地元の誓願で「大津京」という名称に改称された。
京阪電気鉄道皇子山駅の最寄り駅でもある。
「大津京」は「近江宮」ともいい､６６７年３月１９日(旧暦)に中大兄皇子(後の天智天皇)により建設された。
６６０年同盟国であった朝鮮半島の百済が新羅と唐によって攻められ滅亡したが､
中大兄皇子は百済の援助のために朝鮮出兵し､６６３年白村江の戦いで惨敗し､この失策が国防上にも大きな脅威となった。
体勢を立て直すために中大兄皇子は近江大津京に遷都し､６６８年１月に即位して天智天皇となった。
この宮は６７１年天智天皇没後､実子の大友皇子が嗣いで弘文天皇となったが､
これに不満を持つ天智天皇の弟の大海人皇子が美濃国で挙兵し､進軍して大友皇子を破った。
これが壬申の乱である。
この壬申の乱のあと､大海人皇子が即位して天武天皇となり､飛鳥に宮を移した。
近江大津宮はわずか５年で遷都されることになってしまった。
また近江大津宮に関する歴史的見解には異説もある。


画像 dd00271
撮影時刻 2003/09/07 17:20:32

大津京駅にある湖西線零キロポスト。 画像 dd00273 撮影時刻 2003/09/07 17:36:14

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