492.JR仙石線本塩釜駅



JR本塩釜駅は仙石線の相対式ホーム2面2線の駅である。
1926年4月14日に宮城電気鉄道の「本塩釜」として開業した。
開業当時は単線であったために単式1面1線のホームであった。
戦時中の1944年5月1日に宮城電気鉄道は国有化され、仙石線の駅となる。
それと同時に駅名表記が「本塩竃」に変更されるが、1963年5月25日に「本塩釜」に戻された。
1981年11月1日に高架、複線化された際に路線が変更され、現在位置に移転した。
画像は神社参道口で、取材時はこちら側しか出入り口がなかったが、2007年4月に反対側にアクアゲート口が設置された。
駅内に設置されていた「本塩釜駅の駅名由来」には以下のように書かれている。

 現在の塩竃市の中央、一森山に鎮座する「奥州一之宮・鹽竈神社」
 別宮の祭神「塩土老翁神(しおつちおじのかみ)」は、
 昔々、この地に住む人々に海水を煮て塩を得る方法を伝えたといわれ、
 塩竃の地名は、これに由来するといわれています。
 海水を煮る器、鉄釜を「神の釜」として貴び、
 この町で唯一の砂浜だったといわれる「甫出(ほで)の浜」(現在の御釜神社周辺)にそれらを集め、
 共同製塩の場所としたのではないかと推察されています。
 そして、塩を得る釜が置かれていた場所という意味で
 「塩竃」の名前が生まれたのだという説が広く語られています。

 この地名の由来を受けて、大正十五年(一九二六)四月一四日、
 宮城電気鉄道(現在の仙石線)の西塩釜〜本塩釜間開通の時、
 駅が街の中心に開業することとなり、駅名を本塩釜と名付けて開業しました。


画像 dd00819
撮影時刻 2003/10/05 15:21:00



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