516.十和田観光電鉄三沢駅



十和田観光電鉄三沢駅はJR三沢駅正面口(西口)に近接する十和田観光鉄道の始点駅である。
頭端式1面2線で、待合室には蕎麦屋が併設されている。
1922年9月4日、古間木(現・三沢)から三本木(現・十和田市)間が開通したのと同時に開業した。
1914年6月26日に設立した当時は“十和田観光軌道株式会社”と名乗り、1917年に軌道特許を獲得したが、
1920年9月27日に地方鉄道の免許を取得し、同年10月30日に“十和田鉄道株式会社”に改称した。
1926年10月1日には120m移転し、駅業務を国鉄に委託した。
1959年1月1日に現駅舎が完成し、国鉄の業務委託を解消した。
1961年3月1日に古間木から三沢に改称され、同年3月20日には国鉄も三沢駅に改称された。
1968年5月16日に発生した十勝沖地震により被災し、復旧に多額の資金を要したことから、
1969年10月に国際興業に経営権を譲渡し、傘下に入った。
経営悪化による新旧分離方式による事業再建のために2007年11月16日に事業譲渡の受け皿会社“とうてつ”を設立し、
2008年3月1日に(旧)十和田観光鉄道の全事業を“とうてつ”に譲渡、“とうてつ”は“(新)十和田観光鉄道”に商号変更した。
“(旧)十和田観光鉄道”は“十和田管理”に社名変更した後、青森地方裁判所より特別清算開始決定を受けて清算手続きに入っている。


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撮影時刻 2003/12/06 10:41:01



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