518.JR函館本線函館駅



JR函館本線函館駅はその名の通り、函館本線の起点の駅であり、またJR北海道の津軽海峡線の起点の駅でもある。
かつては青函連絡船の乗換駅としても機能していたため、現在でも全ての列車がスイッチバックする。
ホームは櫛形4面8線を有し、1番線、2番線はホームが短く電化されていないため、普通列車の気動車のみが使用する。
7番線、8番線は特急などが主に使用し、8番線は機回り回送ができるようになっている。
そのため本州から札幌方面に向かう寝台列車はここを使用し、ここまでの牽引機関車を外して反対側にその先の牽引機関車を連結する。
但し、かつて函館まで乗り入れていた寝台特急「日本海」は5番線から7番線を使用し、始発の場合は推進運転で回送されていた。
函館駅が開業したのは1902年12月10日であるが、現在の場所に移転したのは1904年7月1日である。
かつての函館駅は亀田駅に改称され、函館駅の隣り駅となったが、
1908年3月に火災で駅舎が焼失、同年5月1日に休され、1911年8月29日に廃止された。
函館本線は北海道鉄道の路線として開業したが、1907年7月1日に国有化されている。
1908年3月7日には鉄道庁によって青函連絡船が開業した。
青函連絡船は青森から函館までの113.0kmを船で結び、乗客を船に乗せるだけではなく、
列車もそのまま船に搭載することができるようになっていて、そのまま車両を運ぶことができる。
そのため函館駅から桟橋まで線路が延びていて、1915年6月16日には函館桟橋仮乗車場も設置された。
1954年9月26日の台風15号による暴風雨で航行中の洞爺丸が函館郊外の七重浜に座礁し転覆し、僚船4隻が沈没し、1430人の犠牲者が出た。
この事故を契機に青函トンネルが計画され、国鉄分割民営化後の1988年3月13日に青函トンネルが開通、青函連絡船はその役目を終えた。
現在の駅舎は亀田駅の初代から数えて5代目で、2003年6月21日に完成した。


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撮影時刻 2012/08/18 13:19:17



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