521.JR北海道新幹線木古内駅



木古内駅はJR北海道所属の北海道新幹線及び、
江差線の木古内から五稜郭の区間が並行在来線として分離され、
北海道が中心となって設立された第三セクター道南いさりび鉄道の駅である。
江差線時代は相対式と島式のホーム3面5線を有する地上駅だった。
当時の江差線は正式には五稜郭から江差までの79.9kmの路線だが、
五稜郭から木古内までは電化されていて、津軽海峡線の一部となっており、
木古内から江差までは非電化単線の線路となっていた。
北海道新幹線は相対式2面2線の高架ホームを有しており、
11番線が上り東京方面、12番線が下り新函館北斗方面が使用する。
また、中央には通過線が設置されている。
並行在来線の道南いさりび鉄道は島式1面2線構造となっており、
4番線、5番線に付番されている。
江差線時代は1番線から3番線も使用されていた。
その名残でそのまま4番線、5番線に付番されている。
江差線は鉄道院によって敷設された路線で、
1913年9月15年に上磯軽便線の名称で五稜郭から上磯の区間が開業、
1922年9月2日に上磯線に改称された。
1930年10月25日に上磯から木古内まで延伸、
この時終着駅として同時に開業した。
1935年12月10日には湯ノ岱まで延伸、
1936年11月10日に江差まで延伸して路線名を江差線に改称した。
また木古内から分岐して松前線も1937年10月12日に開業したが、
こちらは海峡線の開業と引き替える形で、1988年2月1日に廃止されている。
松前線の一部路線が海峡線に転用され、同年3月13日に海峡線が開業した。
これと同時に五稜郭から木古内までの区間が電化、
特急や電気機関車牽引の寝台列車もこの区間を利用するようになった。
一方で木古内から江差の区間は非電化のままで、
同一路線ながら木古内を境に二極化していった。
そして2014年5月22日に木古内から江差の区間が廃止された。
2016年3月26日に北海道新幹線が新青森から新函館北斗の区間が開業、
並行在来線である木古内から五稜郭の区間がJR北海道から分離され、
北海道が中心となって設立された道南いさりび鉄道に移管された。
移管された区間の路線名が道南いさりび鉄道線となり、江差線の名称は消失した。
画像は北海道新幹線開業前のJR江差線時代のものである。


画像 dd01367
撮影時刻 2003/12/08 11:55:57

北海道新幹線開業後の木古内駅南口。


画像 dd24618
撮影日時 2018/09/24 10:52:44
北海道新幹線開業後の木古内駅北口。


画像 dd24617
撮影日時 2018/09/24 10:48:59
道南いさりび鉄道の木古内駅。


画像 dd24623
撮影日時 2018/09/24 11:42:24
木古内駅旧北口連絡通路。


画像 dd01363
撮影時刻 2003/12/08 11:35:21




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