553.日立電鉄常北太田駅



常北太田駅はかつて存在した日立電鉄線の単式1面1線と島式1面2線の2面3線のホームを有する地上駅であった。
1929年7月3日に久慈(後の久慈浜)から延伸してきた時に終着駅として開業した。
日立電鉄線は1927年7月30日に設立された常北電気鉄道によって敷設された。
1928年12月27日に大甕から久慈(後の久慈浜)間が開業、1929年7月3日久慈から常北太田まで延伸した。
同年8月15日に久慈は久慈浜に改称された。
1941年、日立製作所の傘下となり、戦時中の1944年日立製作所の系列の日立バスなどと合併し、日立電鉄と改称する。
戦時下の陸運統制令に基づく統制案では水浜電車(後の茨城交通)と合併することになっていたが、
日立製作所の意向もあって、日立系列でまとめられた。
大甕から鮎川まで延伸したのは戦後になってからの1947年9月1日になってからである。
駅舎は開業当時は木造だったが、1972年5月25日に現在の駅舎が竣工した。
鉄道事業は1993年頃から旅客数の減少により赤字が続き、廃止が検討された。
地元の反対などもあったが、2005年4月1日に鉄道事業を廃止、バス路線に転換された。
廃止後も駅舎やホームは暫く残されたが、常陸太田駅終戦整備事業に伴いこの駅舎も解体されてしまった。


画像 dd02227
撮影時刻 2004/05/08 12:05:00



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