560.JR常磐線磯原駅



JR常磐線磯原駅は相対式2面2線の地上駅で、橋上駅舎機能を持つ。
1897年2月25日に開業した。
磯原は詩人野口雨情の生誕の地であり、
そのため駅の発車メロディが雨情が作詞した童謡「七つの子」が使用されている。
画像は東口で、東口には野口雨情について書かれたプレートが掲げられている。

   野口雨情

  詩人野口雨情はこの白砂青松、緑碧豊かな郷土北茨城市磯原に明治十五年(一八八二年)に生まれました。
 明治、大正、昭和と三時代にわたり、北原白秋、西条八十らとともに民謡、童謡詩人として三千余の作品を発表しています。
 代表作として「七つの子」「赤い靴」「シャボン玉」などの童謡、
 「波浮の港」「船頭小唄」を新民謡として発表、民謡「磯原節」「三朝小唄」など多くの作品を残しています。
  雨情は「田園の詩人」「土の詩人」と称され、郷土の自然と生活や田園風景の情趣を、
 その中に生きる人々の生活感情を素朴に思いやり、その深いやさしさを民謡に託したのです。
  一方、人間世界だけでなく、森羅万象を愛した人でした。
 「童心とは店より与えられた純粋無垢なもので、全愛の心をもち、もののあわれを感ずるものである」という博愛を基調とした、
 童心という哲学を生涯持ち続けたのです。
 それが童謡の世界において、万人の心をとらえたのでしょう。
  普遍性を持った雨情の叙情詩の中に流れる清らかな詩情は、時代を超えても育まれ継承されていくことでしょう。

                                                                     野口不二子


画像 dd02280
撮影時刻 2004/05/08 17:08:10

JR常磐線磯原駅西口。


画像 dd0284
撮影時刻 2004/05/08 17:14:55




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