609.JR宗谷本線名寄駅



JR名寄駅は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する宗谷本線の駅である。
かつては島式2面4線構造だったが、0番線が廃止され、現在の形になった。
1903年9月3日、北海道官設鉄道が現在の宗谷本線の一部である士別から名寄まで開通した時に、
終着駅として同時に開業し、また名寄機関庫が設置された。
1905年4月1日に国有鉄道に移管され、1911年11月3日に恩根内まで延伸された。
1919年10月20日に名寄線、後の名寄本線が開業した。
名寄本線は名寄から紋別市を経て紋別郡遠軽町の石北本線遠軽駅までの本線と、
湧別町の中湧別駅で分岐し湧別駅に至る支線からなっていた。
国鉄再建法の施行により第2次特定地方交通線に指定され、1989年5月1日に廃止された。
1937年11月10日に名雨線が開業し、1941年10月10日に深名線と改名された。
深名線は函館本線深川から雨竜郡幌加内町を経て名寄に至る路線で、1955年9月4日に廃止された。
深名線は深川から多度志まで開通した1924年10月25日には雨龍線として開業したが、
1931年10月10日に幌加内線と改称、1932年10月25日に朱鞠内まで延伸した。
1937年11月10日に名寄から初茶志まで名雨線が開通し、1941年10月10日に朱鞠内まで延伸し、
幌加内線と接続し、深名線と改称された。
現駅舎は1927年6月に完成した2代目の駅舎である。
駅名の由来はアイヌ語の“ナイ、オロ、プツ”が転訛したもので、「川の傍なる河口」の意である。
名寄川が天塩川に注いでいることからこう呼ばれていた。


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撮影時刻 2004/07/16 11:03:29

JR名寄駅全景。


画像 dd02811
撮影時刻 2004/07/16 11:02:21




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