643.遠州鉄道新浜松駅
新浜松駅は相対式2面2線の高架ホームを有する遠州鉄道の駅である。
ホームは3階に設置されており、改札階は2階で、遠州百貨店への連絡橋も設置されている。
ホームの下は空洞になっていて、下を通行できるようになっている。
遠州鉄道は浜松市で鉄道線やバス路線を運営する中小私鉄であり、1907年に浜松鉄道として設立したのに始まる。
1908年に浜松鉄道が大日本軌道に吸収され、大軌浜松支社となり、
1909年に仲ノ町線、鹿島線、1914年に笠井線を開業させた。
一方1911年に設立した浜松軽便鉄道は1914年に元城から金指まで開業させている。
1915年には浜松軽便鉄道が浜松鉄道に社名を変更し、
1919年10月12日には大軌浜松支社の路線が遠州軌道に譲渡された。
遠州軌道は1921年8月23日には遠州電気鉄道に社名変更した。
1925年に遠州電気鉄道仲ノ町線、笠井線が浜松軌道として分社化され、1927年には同社が浜松電気鉄道に社名変更した。
1937年に浜松電気鉄道仲ノ町線が廃線となる。
戦時中の遠州電気鉄道など6社が合併し、遠州鉄道が設立した。
1944年に笠井線廃止、1947年5月1日に浜松鉄道と合併して同社線を奥山線とするも、1964年11月1日には廃止された。
現在の鉄道線は1909年12月6日に大軌浜松支社が板屋町から鹿島間が開業したのに始まる。
板屋町は後に遠州浜松の改称されるかつて存在した駅で、
ルート変更により1927年9月1日に旭町として国鉄浜松駅の北東に開業したのが現在の新浜松駅である。
開業当時から鉄筋コンクリート製で近代的な建築物であったという。
1953年に新浜松に改称し、1985年12月1日に高架化に伴い現在地に移設された。
画像 dd03206
撮影時刻 2004/10/02 13:03:47
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