669.JR桜島線桜島駅



JR桜島駅は島式1面2線の地上ホームを有する桜島線の終着駅である。
終着駅だが駅舎は1番線側に独立していて、跨線橋を渡って改札に行く形になっている。
現在の大阪環状線の一部と桜島線を建設した西成鉄道が安治川口から延伸したのが1905年4月1日で、
開業当時は天保山という駅名だった。
天保山は安治川の対岸にあるが、当時は駅名称になる適当な地名がなかったことからこの駅名になったという。
1906年12月1日に西成鉄道は国有化され、1909年10月12日の線路名称制定により西成線となる。
天保山駅は海からやや離れていて海上輸送と鉄道輸送を連絡するのに不便であることから、
1910年4月15日に新たに桜島駅を設置、同時に天保山駅を廃止にした。
桜島付近は多くの工場が並び、海上から輸送された石炭を各工場に輸送するための専用線が設置されていた。
付近に軍需工場もあり通勤客も多く利用したが、1945年7月24日に空襲を受けて職員16名が死亡、駅舎も焼失した。
1966年3月1日には東方へ500m移転、旧天保山駅に近い場所に移転した。
1999年4月1日にはユニバーサルスタジオジャパン建設のために安治川口から桜島までのルートを変更、
桜島駅も南方に移転し、現在の位置となった。


画像 dd03327
撮影時刻 2004/10/03 17:33:28



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