671.JR吾妻線川原湯温泉駅
JR川原湯温泉駅は島式1面2線の地上ホームを有する吾妻線の駅である。
1番線は下り、2番線は上りが使用する。
駅舎とホームとの間に高低差があるため、
ホームを階段などで上がったところに駅改札がある。
画像は旧駅舎でこの当時は相対式2面2線構造になっており、
ホームと駅舎とは跨線橋で結ばれていた。
吾妻線は吾妻郡六合村の群馬鉄山で採掘された鉄鉱石を輸送するために、
長野原線の名称で戦時中の1945年1月2日に開通した。
戦争末期で戦局が芳しくなく、
貴重な鉄鉱石を輸送するために当初は貨物線として開業、
同年8月5日から中之条までの旅客営業が開始された。
戦後は付近の温泉地帯へのアクセス線として観光路線として利用さている。
川原湯温泉駅は1946年4月20日に川原湯の駅名で開業した。
1991年12月1日に川原湯温泉に駅名変更した。
駅名の川原湯温泉は徒歩約15分の場所にある、
泉質が含食塩石膏硫化水素泉の温泉街から来ていて、
数軒の旅館と共同浴場が点在していた。
源頼朝が狩りをしている最中、1193年に発見したとされ、
毎年1月20日耐寒の未明に湯を掛け合うゆかけ祭りが有名である。
450年前に宣言が一度枯渇したが鶏を生け贄に祈願したところ、
再び湯が湧き上がったことからその湯を掛け合って喜んだことに由来するといわれている。
旧駅舎は2020年4月1日に完成した八ッ場ダムによって水没する位置にあり、
このダム建設のため吾妻線は岩島から長野原草津口までルートを変更、
南側の高台に変更して川原湯温泉駅も新線に新設された。
民主党に政権交代した時に八ッ場ダムの建設中止をマニフェストに謳っており、
その動向が注目されていたが、民主党時代も工事は継続されていて、
自民・公明連立政権になってから正式に建設を決定した。
旧駅舎は 水没する予定のため、当時、吾妻線では唯一の木造だった。
画像 dd03344
撮影時刻 2004/10/07 11:08:40
移転後の川原湯温泉新駅舎。 画像 dd22658 撮影日時 2016/08/13 11:29:17 |
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