678.南海電鉄泉佐野駅



南海電鉄泉佐野駅は島式3面4線の高架ホームを持つ南海本線の駅であり、
また関西空港と本線を結ぶ空港線の起点駅でもある。
複線の南海本線が3つの島式のホームに真ん中のホームに接し、
反対側もホームに接して、本線から分岐してホームの外側にも接する。
両サイドのホームの内側と外側の線路は和歌山市方でクロスしており、
その先で空港線として下り線は本線をオーバーパスする。
つまり南海本線と空港線は方面別にホームを共有し、
また待避線も兼ねていて、乗り換えに便宜を図っている。
画像は東口で、東西自由通路を兼ねている。
1897年10月1日に南海鉄道が堺から延伸した時
終着駅として“佐野”の駅名で開業した。
同年11月9日には尾崎まで延伸して途中駅となる。
戦時中の1944年6月1日に陸上交通調整法により、
南海鉄道は関西急行鉄道と合併し、近畿日本鉄道が設立する。
戦後の1947年6月1日に高野山電気鉄道に、
南海鉄道の路線を譲渡する形で南海電気鉄道が設立する。
佐野駅は1948年4月1日に泉佐野に改称する。
1994年6月15日に関西空港開業を受けて、
南海空港線が開業して起点駅となった。
これに合わせて島式2面4線の地上ホームから、
4面5線の高架ホームに変更される予定だったが工事が遅れ、
また空港線の利用状況に合わせて規模を縮小し、
3面4線での高架化となった。
2002年5月26日に上り線のみ高架化、
2005年11月27日に下り線も高架化された。


画像 dd22401
撮影日時 2016/05/14 11:36:04

完成した南海泉佐野駅西口。


画像 dd22402
撮影日時 2016/05/14 11:37:44
工事中の南海電鉄佐野駅東口。


画像 dd03562
撮影日時 2005/01/22 9:58:32
工事中の南海泉佐野駅西口。


画像 dd03561
撮影時刻 2005/01/22 09:56:19




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