688.阪急電鉄十三駅



阪急電鉄十三駅は単式1面1線と島式2面4線の計4面6線の地上ホームを有する阪急電鉄の主要駅であり、
阪急宝塚線、阪急神戸線が梅田からの途中駅なのに対して阪急京都本線は十三を起点とする。
但し、運用上は阪急京都本線も阪急宝塚本線、阪急神戸本線と同じく梅田を発着駅としている。
阪急の3つの本線は梅田から各本線が複線で合計6本が並行して走り、新淀川では6本の線路が鉄橋を渡る様は爽快である。
単式ホームの1号線を神戸本線下り、島式ホームの2号線が神戸本線上り、
島式ホームの3号線を宝塚本線下り、4号線を宝塚本線上り、
島式ホームの5号線を京都本線上り、単式ホームの6号線を京都本線下りが使用する。
“扇の要”という言葉があるけれど、阪急電鉄の扇の要といえば、ここ十三である。
阪急電鉄は宝塚本線、神戸本線、京都本線と3つの本線系統を持つ関西でも最大手の民間鉄道で、
阪急梅田駅でから3つの本線系統がここ十三まで併走し、十三で三つに分かれてそれぞれに向かっていく。
だからここ十三は阪急電鉄の扇の要となっている。
十三の駅自体が扇状に広がっていて、
神戸本線の線路はまっすぐなのに対し、宝塚本線、京都本線の線路は曲がっていて、
ホームもそれにあわせて弧を書いている。
2号線神戸本線下りと3号線宝塚本線上りのホームは正しく扇状で中間に飲食店が入っている。
宝塚本線と神戸本線は十三のホーム上でも併走するが、
十条を出ると京都本線は更に東に弧を描いて完全に東に路線を引き、大阪市営地下鉄御堂筋線と十時に交差する。
画像は東口である。
1910年3月10日に箕面有馬電気軌道宝塚線開通と同時に開業した。
1920年7月16日には箕面有馬電気軌道改め阪神急行電鉄により神戸本線開業した。
1921年4月1日に北大阪電気鉄道の十三駅が開業、1923年4月1日に路線譲渡により新京阪鉄道の駅となる。
京阪の子会社であった新京阪が1930年9月15日に京阪に吸収され、新京阪十三駅は京阪十三駅となる。
戦時中の1943年10月1日に京阪電鉄は京阪神急行鉄道に合併し、それに伴って京阪京都駅は京阪神の駅に組み込まれる。
1959年2月18日に旧の京阪線である十三線が京都本線に組み入れられ、十三が京都本線の起点となった。
因みに「十三」は「じゅうそう」と読み、その由来は所説あるが、
京から数えて13番目の渡しがあったなどの説がある。


画像 dd03617
撮影時刻 2005/01/23 09:27:51

阪急十三駅西口。


画像 dd03619
撮影時刻 2005/01/23 09:41:41




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