697.JR東海道本線三島駅



JR三島駅は島式2面4線の地上ホームを有する東海道本線の駅であり、また東海道新幹線のホームも有する。
画像の駅舎がある南口の方から1番線、2番線、3番線、4番線となり、
2番線と3番線が本線、1番線と4番線が待避線となっている。
東海道本線から隣接する駿豆線に直する特急「踊り子」は1番線を使用する。
新幹線は島式1面2線の高架ホームであり、在来線から連番で5番線、6番線と付番されている。
島式ホーム外側に通過線があり、基本的に通過本を中央にもってきて待避線を相対式ホームに設置するのが基本的な新幹線の駅にしては珍しい。
駅の西側には東海道新幹線三島車両所がある。
南側の駅舎は三嶋大社と富士山をイメージしてデザインされたもので、開業当時のものである。
開業は丹那トンネル開業に伴う東海道本線ルート変更が行われた1934年12月1日で、
現在の東海道本線が官設鉄道として開業した時には現在の御殿場線経由で敷設された。
明治初期の鉄道黎明期にはまだ長いとトンネルを掘削する技術もなく熱海火山を回避してルートが選定されたのである。
しかしこの区間は急勾配区間が多く補助機関車が必要で通過にも時間を要した。
そこで国府津から沼津をショートカットする路線が検討された。
このルート選定には東海道本線のルートから外れた小田原からの強い要望もあったようである。
開業と同時に駿豆鉄道線(現・伊豆箱根鉄道駿豆線)が乗り入れを開始した。
1969年4月25日に東海道新幹線の駅が開業した。
南口は趣のある屋根が特徴的な駅舎であり、伊豆箱根鉄道が接続するなど三島の玄関口として機能しているのに対し、
北口は新幹線のホーム側ではあるものの、ほとんど人のいない寂れた感じのする駅舎である。
新幹線のホームが高架上にあるために新幹線車両分の長さがあるが、
人が少ないためにその大きさが帰って寂れたイメージを増長している。
駅前にはタクシー待合い駐車場や一般車の送迎用駐車場があるものの、
乗降客も少ないことからタクシーが客待ちで暇を持て余しているといった感じである。


画像 dd03675
撮影時刻 2005/03/05 08:22:31

JR三島駅北口。


画像 dd03676
撮影時刻 2005/03/05 08:26:55




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