699.JR山陽本線尾道駅



JR尾道駅は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する山陽本線の駅である。
画像は南口でこちら側が海に面した中心的な出入口になっている。
“尾道”といえば大林宣彦監督の映画などで坂の多い山間の様子が背景で写っていて、
山間の駅のような気がするのだが、実際は瀬戸内海に面した駅で、島や船が見渡せ、遊覧船やドックも見える。
1891年11月13日に山陽鉄道が福山まで延伸した時に暫定的な終着駅として一般駅として開業した。
その後山陽鉄道は1892年7月30日に初代三原駅(現・糸崎)まで延伸し、尾道は途中駅となった。
1903年には山陽鉄道が多度津までの瀬戸内海に航路を開設した。
1906年12月1日に山陽鉄道は国有化され、1909年10月12日に線路名称制定により山陽本線の所属となる。
1910年6月12日に宇野と高松を結ぶ宇高連絡線が開業し、尾道から多度津を結ぶ航路を瀬戸内汽船に譲渡する。
1933年3月23日に尾道鉄道が乗り入れた。
尾道鉄道は1918年に尾道軽便鉄道として会社設立され、1923年に尾道鉄道に社名変更した鉄道会社で、
1925年11月1日に西尾道から石畦まで開業し、その後延伸を重ねて1933年に尾道まで乗り入れ全通した。
1957年2月1日に一部区間を廃止、1964年8月1日には全廃された。
その後尾道鉄道はバス路線を運営したが、後に中国バスに吸収された。


画像 dd03704
撮影時刻 2005/03/06 09:11:43



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