738.JR富山港線岩瀬浜駅



JR岩瀬浜駅は単式1面1線の地上ホームを有する富山港線の無人駅であり、同線の終着駅であった。
富山港線は2006年3月1日に廃止され、ライトレール化されて4月29日に富山ライトレールとして再開した。
富山港線は1924年7月23日に富岩鉄道が富山口から岩瀬港まで開業した時に同時に終着駅として開業した。
開業当時には“岩瀬港”として開業したが、1938年1月1日に岩瀬浜に改名された。
1941年12月1日に富山電気鉄道に路線譲渡され、戦時中の1943年1月1日に富山電気鉄道は富山地方鉄道に改称された。
しかし1943年6月1日に富山地方鉄道富岩線は国有化され、国鉄の駅となった。
開業当時は現在地よりさらに北にあったが、国有化により現在地に移転した。
富山港線の廃線が決まり、その後富山県や富山市、地元企業の北陸電力やインテックなどが発起人となって富山ライトレールが設立、
2006年3月1日にJR西日本富山港線が廃止後、直流1500Vから直流600Vに減圧した上で富山ライトレールに転換された。
併用区間や駅などを除き、レールや枕木などはそのまま転用され、
またJR西日本時代から転用のための予備工事が行われていたことから運休期間は僅か2ヶ月で、
2006年4月29日には富山ライトレールとしての開業を迎えた。
富山ライトレールに転換されて駅舎は取り壊され、新たに単線1面1線のホームが設置されたが、
ホームの反対側にバス停を設置し、富山ライトレールの到着とバスの発着を合わせたフィーダーバスが設置され、
電車を降りて直ぐにバスに乗り換えられるように工夫されている。
そのため電車としては単式ホームだが、バス停と含めて島式ホームのように見える。


画像 dd04124
撮影時刻 2005/07/22 09:18:53

富山ライトレール岩瀬浜電停。
JR時代の駅舎は撤去され、
近代的な電停が設置されている。


画像 dd10813
撮影時刻 2008/07/25 16:11:42




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