754.JR羽越本線遊佐駅




JR遊佐駅は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する羽越本線の駅である。
画像は旧駅舎だが、2007年8月より仮駅舎を建設して駅改修工事を開始し、2008年3月1日に新駅舎が完成する。
新駅舎は“ゆざっとプラザ”の愛称がつけられた遊佐元町地域交流センターが併設されている。
1919年12月5日に酒田線が酒田から遊佐まで延伸した時に終着駅として開業した。
現在の羽越本線は新津から鼠ヶ関までが信越線の一部として開業、1914年6月2日に新津以北が村上線として開業、
鼠ヶ関から余目までが陸羽西線として、余目から羽後岩谷までが酒井線として開業、後に陸羽西線となる。
羽後岩谷から秋田までは羽越北線として開業し、1924年4月20日に秋田から鼠ヶ関までが羽越線に改称、
同年7月31日に全通したのを機会に村上線を編入して新津から秋田までが羽越線になった。
1925年11月20日に羽越本線に改称された。
駅に設置されていた駅名由来には以下のように書かれている。

  駅名の由来−遊佐駅−

 遊佐の地名は古く、およそ千年前の醍醐天皇の頃、
 勅命によって編集された延喜式兵部省(えんぎしきひょうぶしょう)にもすでに「遊佐」の地名が出てきます。
 又、同じ頃にでた和名抄にも「遊佐郷」の名が見られます。
 この頃から、遊佐は交通上の要地だったようです。
 それ以来一千年の長きに渡って、文字も音もそのままに「遊佐」の名が残っているのです。
 この歴史ある地名をそのまま駅名としました。

醍醐天皇は平安時代の885年2月6日から930年10月23日の第60代天皇である。
また名所案内には以下のように書かれている。

  遊佐駅 名所案内

 鳥海山(国定公園) ◎遊佐口二ノ滝から約12km
 標高2,236m、鳥海山の山頂は、ここ遊佐長にある。海抜0mから頂上まで変化に富んだ大自然を堪能する登山ルートが人気。

 一ノ滝・二ノ滝渓谷 ◎当駅から車で約20分
 樹齢百年を数えるブナ林を抜けると轟音をあげる一ノ滝が現れる。さらに遊歩道を約20分進むと豊かな水量の二ノ滝が見られる。

 旧青山邸 ◎当駅から車で約15分
 安政6年(1859)に北海道に渡り、漁業で巨万の富を築いた青山留吉の資料を保存展示。当時の青山家の繁栄が偲ばれる。

 鳥海高原家族旅行村 ◎当駅から約16km/車で約30分
 鳥海山の二合目にある長期滞在型の観光レクリエーションゾーン。雄大な自然にかこまれて野鳥の観察会、ネイチャーゲームも行われる。


画像 dd04259
撮影時刻 2005/09/17 14:29:14



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