783.阪急電鉄西院駅



阪急電鉄西院駅は相対式2面2線の阪急京都線の地下駅である。
また京福電鉄嵐山本線西院駅は約150mの距離にある。
阪急西院駅は「さいいん」と読むが、京福西院駅は「さい」と読む。
同じ漢字で違う読み方になった理由は諸説あるが、「さい」という読み方のほうが古くからのものであるようである。
最初に駅が出来たのは嵐電の方で、1910年3月25日に嵐山電気軌道が西院電停が開業した。
1918年4月2日に嵐山電気軌道は京都電燈に合併、同社の電停となった。
阪急の駅は1928年11月1日に新京阪鉄道が高槻より延伸時に終着駅として開業した。
新京阪鉄道は京阪電鉄が京阪本線のバイパス線として開業させた路線である。
競合する鉄道路線を他社に参入させないように競合路線も自社で開業させたのである。
開業時は京都方の暫定的なターミナル駅として櫛形の地上駅として開業した。
開業時は“京都西院”の駅名だった。
1930年9月15日に新京阪鉄道は京阪電気鉄道に合併し、同鉄道の新京阪線の駅となり、
1931年3月31日には京阪京都(現・大宮)まで延伸され、京都西院駅は地下化された。
戦時中の1943年10月11日に陸上交通事業調整法によって京阪電気鉄道は阪神急行電鉄と合併、
京阪神急行電鉄となったが、戦後の1949年12月1日に京阪本線、交野線、京津線、石山坂本線は阪神急行電鉄から分離、
再び京阪電気鉄道の路線となったが、新京阪線は阪急に残され、現在の阪急京都線となった。


画像 dd04764
撮影時刻 2005/12/11 15:29:47



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