805.JR肥薩線真幸駅



JR真幸駅は単式1面1線の地上ホームを有する肥薩線の無人駅である。
肥薩線山線のスイッチバック構造の途中にある駅ですべての列車が停止する。
駅名は「真幸」とと書いて「まさき」と読み、入場券は「真の幸せに入る」として人気があるようである。
さらにホームの中程には「幸せの鐘」が置かれている。
1909年12月26日に鹿児島本線として鉄道院が路線を敷設、同時に開業した。
1927年10月17日に川内本線が全通、鹿児島本線海岸ルートとしてこちらが本線格になり、
旧鹿児島本線は肥薩線に変更となった。
駅舎は開業当時のもので、開業当時はスイッチバックのために停車し、客扱いはしていなかった。
終戦直後の1945年8月22日、肥薩線列車退行事故が発生した。
これは真幸と吉松間にある第二山の神トンネル内で多くの復員軍人を乗せた列車が立ち往生した。
既に鹿児島本線や日豊本線は空襲によって主要橋梁が落下、肥薩線が唯一の運転ルートであり、
また勾配のきつい肥薩線山線で復員軍人で満員であり、粗悪な石炭を使っていたために馬力不足でトンネル内で立ち往生、
煤煙を避けて乗客が列車を降りてトンネルの外に徒歩で出ようとしたところ、
それを知らない運転手が列車を退却運転させ、53名が轢死するという悲惨な事故となった。


画像 dd05698
撮影時刻 2006/05/13 11:26:30

JR真幸駅ホームの「幸福の鐘」。


画像 dd05701
撮影時刻 2006/05/13 11:28:06




REI RINGONO Station
All rights reserved,
Copyright (C) Semisweet Apple Company and REI RINGONO 2013