811.JR日豊本線鹿児島駅



JR鹿児島駅は島式2面4線の地上ホームを有する鹿児島本線の有人駅であり、橋上駅舎化されている。
また日豊本線の乗り入れ、鹿児島本線とともに終着駅となっている。
そのためすべての列車が上り列車となってしまい、下り列車の発着が存在しない。
鹿児島を代表する駅だが、実際は鹿児島中央(旧・西鹿児島)の方がターミナル駅として機能している。
1番線は欠番となっており、2番線、3番線が鹿児島本線鹿児島中央方面が使用、4番線は日豊本線が使用する。
また2番線は日豊本線からの直通列車、3番線は指宿枕崎線に直通する列車が使用する。
かつては3面5線構造になっており、山側に5番線ホーム跡が残る。
太平洋戦争末期の1945年6月17日の鹿児島大空襲の際、
超満員の3本の列車に米空軍B29爆撃機から投下された爆弾数発が命中、乗客乗員420名が死亡した。
この5番線には犠牲者を悼む慰霊碑が建立されている。
八代から鹿児島に至る鉄道は川内を経由する海岸線路線と人吉を経由する山間部ルートが検討され、
戦時に敵から攻撃されやすいという弱点から山岳路線を軍が推奨し、先に建設されることになった。
1901年6月10日に鹿児島から国分までが建設され、その時に同時に開業した。
1909年11月21日に矢岳第一トンネルを含む人吉から吉松までの区間が完成し、旧鹿児島本線が完成した。
1913年10月11日に鹿児島から武(現・鹿児島中央)まで延伸、海岸線のルートが完成すると、
ループ線やスイッチバックのある山岳部の路線は海岸線に鹿児島本線を譲り、肥薩線となった。
駅前のロータリーの先には鹿児島市電鹿児島駅前電停がある。


画像 dd05739
撮影時刻 2006/05/13 17:46:30

市電鹿児島駅前電停。


画像 dd05740
撮影時刻 2006/05/13 17:47:54




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