816.京成電鉄柴又駅

 


京成電鉄柴又駅は相対式2面2線の地上ホームを有する金町線の駅である。
柴又駅は6両編成に対応するホームが設置されているが、終点の金町駅が4両分のホーム長しかないため、
金町線で使用される列車はすべて4両編成である。
この付近は山田洋次氏の映画「男はつらいよ」シリーズの舞台となった場所で、駅前には寅さんの銅像が設置されている。
近くには“柴又帝釈天”の愛称で親しまれる「題経寺」があり、柴又駅から参道が続く。
因みに寅さんの舞台となったのはこの参道にある団子店がである。
京成電鉄の前身である京成電気軌道が最初に敷設した区間は現在の京成高砂から江戸川の区間だが、
1909年6月30日に会社が設立する10年前の1899年12月17日に帝釈人車鉄道が敷設した柴又−金町間を1912年4月27日に買収、
市川(現・江戸川)−曲金(現・高砂)間が開業したのが1912年11月3日なので、
京成電気軌道として最初の開業区間は人車軌道としての柴又−金町間であった。
市川−曲金間が開業した1912年11月3日には曲金から柴又までも開業し、1913年10月21日には金町まで延伸して金町線は全通した。
成田空港線の開業に伴い、2010年7月5日に京成高砂から柴又までの複線区間が単線並列に変更、
京成高砂から金町までが本線と分離された単線区間となった。
柴又から京成高砂までの単線と並列する線路は高砂検車区への入出庫線として使われている。


画像 dd05964
撮影時刻 2006/06/03 14:27:46

駅前広場の寅さん像。
山田洋次がコメントを書いている。


画像 dd05971
撮影時刻 2006/06/03 15:05:27
柴又帝釈天。


画像 dd05974
撮影時刻 2006/06/03 15:11:39




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