826.小田急電鉄下北沢駅




小田急電鉄下北沢駅は島式1面2線の地下ホームを有する小田原線の駅である。
2013年3月22日までは地上に路線があり、そのため駅前の整備が遅れバスやタクシーなどの公共交通機関の乗り入れも出来ず、
また踏切によって南北が分断されるなど再開発の足枷になっていた。
今後は小田急の地上線跡地を利用した再開発などが計画されている。
さらに地上線時代は小田急小田原線に京王井の頭線が高架で交差しており交差部分に駅が設置されていた。
京王井の頭線は島式1面2線の高架駅が設置されている。
また将来的には小田急小田原線が複々線化され、現在の地下3階のホームが急行線用になり、
地下2階に島式1面2線の地下ホームが新設され、緩行線のホームになり、緩急分離が実施される予定になっている。
1927年4月1日に小田原急行によって現在の小田急小田原線が一気に開業した。
下北沢駅もこの時に同時に開業している。
1933年8月1日に帝都電鉄によって現在の京王井の頭線が開通した。
1940年5月1日に帝都電鉄は小田原急行電鉄に合併、同社の帝都線となった。
1941年3月1日に鬼怒川水力電気と小田原急行電鉄が合併し、小田急電鉄となる。
戦時中の1942年5月1日に小田急電鉄は東京横浜電鉄と合併、東京急行電鉄となり、帝都線は井の頭線に変更された。
戦後の1948年6月1日に東京急行電鉄が解体、小田原線は小田急電鉄の所属に、井の頭線は京王帝都電鉄(現・京王電鉄)の所属となった。
もともと井の頭線は小田急の路線だったが、小田原から箱根に続く箱根登山鉄道を傘下に収める代わりに、
井の頭線を東京急行電鉄(大東急)から独立した鉄道会社の中で経営基盤が一番脆弱だった京王電気軌道に井の頭線を渡すこととなった。
京王電気軌道は井の頭線の旧路線名である帝都線を加え、京王帝都電鉄として再び再開されることとなった。
京王線は馬車軌間と呼ばれる1,372mmを採用しているが、井の頭線は元は小田急電鉄だこともあって1,067mmを採用している。
そのため同じ鉄道会社でも直通は出来ない。


画像 dd06476
撮影時刻 2006/08/05 15:22:48



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