836.阪急電鉄嵐山駅




阪急電鉄嵐山駅は櫛形3面2線の地上ホームを有する嵐山線の駅である。
阪急京都本線桂から分岐した支線である嵐山の終着駅で、
島式ホームの2線を相対式ホームが挟む形に敷設し、改札側が繋がった櫛形になっている。
2線のうち通常は片側だけしか使われていない。
1928年11月9日に現在の阪急京都線を引き継いだ新京阪鉄道が開通させた嵐山線の開業と同時に開業した。
開業当時は嵐山への観光客を見込んで6面5線の線形だったが、思ったほど利用客が伸びずに戦後に現在の形に縮小された。
開業当時のホームは現在も残っており、線路跡には植樹されて隠されている。
新京阪電気鉄道は1930年9月15日には京阪電気鉄道に合併する。
京阪電気鉄道は戦時中の1943年10月1日に阪神急行電鉄と合併、京阪神急行電鉄の所属となる。
京阪神急行は1973年に阪急電鉄に社名変更した。
京都の名勝のひとつである嵐山の玄関口であるが、JR京都線や京福の嵐電があるため、
桂川の対岸に接続する阪急嵐山線の利用客はそれほど多くない。
嵐山の観光地に行くには渡月橋を渡って約10分の距離となる。
画像の駅舎は開業以来使われているもので、2010年10月30日には京風にリニューアルされた。


画像 dd06585
撮影時刻 2006/08/26 13:54:40



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