843.JR桜井線天理駅




JR天理駅は島式2面4線の高架ホームを有する桜井線の駅であり、
また近畿日本鉄道天理線も接続し、1965年9月1日に国鉄線高架化とともに近鉄駅と統合された。
JR桜井線は高架で南北の線形で天理駅が設置されているのに対し、近鉄天理線は近鉄橿原線平端から分岐してほぼ直角に接続する。
JR桜井線のホームは高架の島式2面4線だが、このうち1番線、2番線の島式ホームは団体専用となっており、
桜井線の定期運用列車は3番線、4番線の島式ホームを使用、高架下の南側が駅施設となっている。
一方、近鉄天理線は近鉄橿原線平端から分岐して天理に至る4.5km、4駅の路線で、
終着駅の天理は頭端式4面3線の地上ホームを有し、さらに駅西側には引き上げ線がある。
天理市の中心駅として機能するとともに、新興宗教の天理教の本部や付属施設が集中しており、
信者が集まる催しがある時には臨時列車や団体専用列車が運行され、「天理臨」と呼ばれている。
1898年5月11日に奈良鉄道が現在の桜井線の一部である京終から桜井までを敷設した時に、同時に「丹波市」の駅名で開業した。
1905年2月7日に関西鉄道が奈良鉄道の路線を継承、
1907年10月1日に関西鉄道が国有化され、1909年10月12日の線路名称制定によって桜井線の所属となる。
1915年2月7日に天理軽便鉄道の天理駅が開業、1921年1月1日に天理軽便鉄道は大阪電気鉄道に路線を譲渡、
1941年3月15日に大阪電気鉄道と参宮急行鉄道が合併、関西急行鉄道が誕生する。
戦時中の1944年6月1日に関西急行電鉄と南海鉄道が合併、近畿日本鉄道が発足した。
1954年4月1日に丹波市町が隣接する5町村と合併、天理教の本部が丹波市町にあることから天理市になった。
それに合わせ、1963年5月25日に国鉄の丹波市駅が「天理市」に改称された。
近鉄は1964年10月30日に現在地に移転、1965年9月1日に国鉄桜井線が高架化され、
「天理市」から「天理」に改称して近鉄の駅と統合された。


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撮影時刻 2006/08/27 10:00:44

天理駅のJR側。


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撮影時刻 2006/08/27 09:59:10
天理駅の近鉄側。


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撮影時刻 2006/08/27 10:01:21




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