848.近畿日本鉄道学研奈良登美ヶ丘駅




近鉄学研奈良登美ヶ丘駅は2006年3月27日に開業したけいはんな線の駅である。
けいはんな線は長田から学研奈良登美ヶ丘までの18.8km間であるが、
もともとは大阪市営地下鉄中央線と相互乗り入れしていた東大阪線の区間に、
2006年3月27日に開業した生駒−学研奈良登美ヶ丘間をあわせて“けいはんな線”に改称された。
また相互乗り入れしている大阪市営地下鉄中央線とあわせて“ゆめはんな”という愛称もつけられている。
学研奈良登美ヶ丘はけいはんな線の終着駅であるが、その先の延伸も可能な構造になっている。
駅名はこの一帯にある住宅街の登美ヶ丘から来ている。
登美ヶ丘は大和国添下郡西部の古代における呼称「鳥見郷(登美郷)」に由来するといわれ、
「とみのさと」の「とみ」は「登美」「鳥見」「富」など現在の奈良市西部から生駒市東部の地名につながる。
また鳥見郷の由来は古代神道の葬祭の一種である鳥葬に由来し、
「とみ」は初期には「黄泉」へ上るの意味で死後の世界へ上る意味があったとされる。
神話に登場する物部氏の祖とされる饒速日命は鳥見の白庭山へ遷したという記述があるが、
その鳥見の白庭山も奈良市西部から生駒市東部にかけての地域であったとされ、
現在の地名の登美ヶ丘や白庭台の由来になったとされている。


画像 dd06655
撮影時刻 2006/08/27 12:43:36



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