855.伊豆急行伊豆北川駅




伊豆急行伊豆北川駅は単式1面1線の地上駅だが、
路線が山に沿って敷設されているため、改札を出て階段を下りて線路を潜って外に出る形になっている。
1964年10月1日に開業した。
ホームに設置されている「伊豆北川/見どころ・遊びどころ」には、
「北川温泉、伊豆の旬を食べほうだい、定置網、波打際の露天風呂、スキューバダイビング、鹿島神社」と書かれている。
また駅には「NHK『小さな旅』の伊豆北川駅へようこそ」という看板があり、以下のように書かれている。

  東伊豆町と江戸城の築城石

 天下分け目の関ヶ原の合戦で大勝利した徳川家康は、
 慶長9年(1604年)江戸城の拡張工事を全国の諸大名に対して天下譜請を布告した。
 その中で、築城用の石材を採取運搬すべき命令を西国の外様大名に下し、
 石高10万石につき「百人持ち石」(人夫百人で運搬できる石)の大石を1120個あて課した。
 このため慶長11年3月には、築城石を求めて伊豆東海岸には多くの大名が渡来してきた。
 大川、北川地区の山々には、4百年前の姿そのままの築城石丁場跡が多く残されており、
 一歩山に踏み込むと、そこには多くの名もない人夫達が諸藩の命令により
 懸命に巨石と取り組んだ姿が思い出される。
 また最盛期には、山中から流れる川の水が米の研ぎ汁で白くなったといわれるほど、
 多くの人夫が採石に携わっていた。
 江戸城修築には慶長11年から30年余りの間続き、
 最盛期には「百人持ち石」2個を積んだ石船3000艘が月に2度、
 江戸と東海岸との間を往復したと当代記に期されている。

                                      伊豆北川駅長


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撮影時刻 2006/09/10 13:15:15



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