871.東武鉄道西大家駅



東武鉄道西大家駅は単式1面1線の地上ホームを有する越生線の駅である。
越生線は越生鉄道によって敷設された路線であり、
越生鉄道は1928年9月28日に創立総会を開き、東武鉄道本社内に本社を置き、
当時の東武鉄道専務取締役が初代社長になったが、設立に当たっては沿線の町村も株式を引き受けた。
1932年2月17日坂戸町(現・坂戸)から高麗川(のちの森戸、現・廃止)が貨物営業したのに始まり、
1934年12月16日に高麗川を森戸改称の上、越生まで延伸して全通、旅客営業も開始された。
西大家駅が開業したのは1936年2月2月28日に開業した。
戦時中の1943年7月1日に東武鉄道によって越生鉄道は買収され、東武越生線となった。
1963年5月16日に西大家信号所から日本セメント(現・太平洋セメント)埼玉工場まで専用線が設置された。
これは下板橋セメント包装所に生産した製品を輸送することを目的に設置されたが、
東武東上線の貨物廃止によりこの専用線も1984年8月1日に廃止となった。
駅名由来はこの付近の開業当時の村名“大家村”から取られたが、
既に大家駅が存在していたために西大家となった。
この大家駅は1945年に廃止された。


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撮影時刻 2006/11/14 11:19:43



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