872.東武鉄道一本松駅



東武鉄道一本松駅は相対式2面2線の地上ホームを有する越生線の駅である。
1番線は下り、2番線は上りが使用、駅舎は2番線側に設置され、跨線橋で結ばれている。
当初は1面1線の単式ホームだったが、1番線があとから設置され、上下交換が可能な駅となった。
越生線は越生鉄道によって敷設された路線であり、
越生鉄道は1928年9月28日に創立総会を開き、東武鉄道本社内に本社を置き、
当時の東武鉄道専務取締役が初代社長になったが、設立に当たっては沿線の町村も株式を引き受けた。
1932年2月17日坂戸町(現・坂戸)から高麗川(のちの森戸、現・廃止)が貨物営業したのに始まり、
1934年12月16日に高麗川を森戸改称の上、越生まで延伸して全通、旅客営業も開始された。
一本松もこの延伸時に同時に開業した。
戦時中の1943年7月1日に東武鉄道によって越生鉄道は買収され、東武越生線となった。
駅から少し西北に行ったところに一本松交差点があり、
かつてここに生えていた一本松が見事なことから駅名の由来になったという。


画像 dd07319
撮影時刻 2006/11/14 11:41:41



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