915.愛知高速交通八草駅



愛知高速交通八草駅は島式1面2線の高架ホームを有する東部丘陵線の駅である。
愛知環状鉄道と接続する形で駅が敷設された東部丘陵線の終着駅である。
2005年3月25日から開催された「2005年日本国際博覧会」、通称「愛・地球博」若しくは「愛知万博」に合わせ、
同年3月6日に“万博八草”の駅名で開業した。
「愛知万博」が2005年9月25日に終了されたのに合わせ、2006年4月1日に駅名が“八草”に改称された。
開業時は島式ホームの2番線の隣に3番線が設置されていて、
1番線が降車専用、2番線は閉鎖、3番線が藤が丘方面とされていたが、
「愛知万博」閉幕で利用客の減少に合わせ、
2005年9月27日に現在は3番線は撤去され、2番線が藤が丘方面ののりばとなった。
1番線に到着した列車は乗客を降ろしたあとにそのまま直進して引き上げ線に移動し、
2番線に折り返して入線する形になっている。
愛知高速交通東部丘陵線は“Linimo”の愛称がつけられている日本初の常電導磁気浮上式鉄道である。
HSST(High Speed Surface Transport)と呼ばれる方式で、
2006年の「愛・地球博」の開催に合わせて開業した。
万博開催中は乗客を捌ききれず、
他の交通機関を利用するようにとアナウンスがされるほどだったが、万博終了後は利用者は激減した。
Linimoは愛知環状線八草と名古屋市営地下鉄東山線藤が丘駅間を結ぶ8.9kmで、9つの駅が設置されている。
駅自体の造りは「ゆりかもめ」のような新交通システムと同じで、
ホームが完全なガラス張りのケースの中という感じで、
列車が着くと列車のドアと呼応して駅のホームドアも開くことにより、乗降する形になっている。
HSSTの最大の特徴は車体にモーターや車輪がないことから、振動や騒音が軽減されていることである。
しかし他の交通機関と比べるとインフラ整備に費用がかかるのが難点である。


画像 dd07880
撮影時刻 2007/03/04 12:02:29



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