919.鹿島鉄道常陸小川駅
常陸小川駅は鹿島鉄道鹿島線の駅であり、1924年6月8日の部分開業時には終着駅であった。
鹿島鉄道は常磐線石岡から鉾田までの27.2km、17駅の路線であった。
もともと鹿島神宮へのアクセスとして計画された鉄道で、
1924年6月8日に石岡から常陸小川まで部分開業した時の社名は、「鹿島参宮鉄道」だった。
鹿島参宮鉄道は1929年5月16日には終点の鉾田まで延伸している。
鹿島参宮鉄道は1965年6月1日に常総筑波鉄道と合併し、社名を関東鉄道とした。
常総筑波鉄道は1913年11月1日に取手から下館間を開通させた常総鉄道と、
1914年4月11日に設立され、1918年4月17日に土浦から筑波までを開通させた筑波鉄道が、
1945年3月30日に合併して誕生した。
この鉄道は1927年に鬼怒川砂利という会社と合併しているが、鬼怒川線は1964年までに全廃している。
鹿島参宮鉄道も1898年4月に設立された竜崎馬車鉄道を、1944年5月13日に吸収合併している。
竜崎馬車鉄道は竜崎鉄道と社名を変え、1900年8月14日に竜崎(現・竜ヶ崎)から佐貫までが開業した。
1965年に関東鉄道となった時点で所有していた路線は、
常総鉄道が敷設した取手−下館間の常総線、
筑波鉄道が敷設した土浦−岩瀬間の筑波線、
鹿島参宮鉄道が敷設した石岡−鉾田間の鉾田線、
竜崎鉄道の敷設した佐貫−竜ヶ崎間の竜ヶ崎線があり、
これに合併前に廃止となった大田郷−三所間の鬼怒川線の合計5路線があった。
しかし収益の良くない筑波線と鉾田線は関東鉄道から分離され、
筑波線は1979年に新たに設立された筑波鉄道に、
鉾田線は鹿島鉄道に分社され、関東鉄道の100%子会社として再建を目指した。
しかし筑波線は1987年に廃止されている。
その後も頑張ってきた鹿島鉄道だが、鹿島線は2007年4月1日に廃止になった。
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撮影時刻 2007/03/10 10:09:38
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