937.長野電鉄小布施駅



長野電鉄小布施駅は単式1面1線と島式1面2線の地上ホームを有する長野線の駅である。
1番線は長野方面、2番線は湯田中方面が使用、3番線は通常通路として使用され、イベント列車など特別な列車のみ使用される。
1923年3月26日に河東鉄道により須坂から信州中野までが敷設された際に同時に開業、
2002年4月1日に河東線のうち、信州長野から木島までの木島線が廃止、
同年9月18日に須坂から信州長野までの河東線、信州長野から湯田中までの山ノ内線が長野線に改称された。
1990年から「ながでん電車の広場」が設置され、取材時にはかつて長野電鉄で使用されていた4両の旧型車両が静態保存されている。

 電気機関車ED502(1927年製造)
 電車デハニ201(1926年製造)
 600形電車デハ354(1927年製造)
 1000形電車モハ1005(1949年製造)

留置線に屋根をつけてそのまま「電車の広場」にしている。
また展示車両には以下のように案内が出ていた。

   記念保存車のご案内

 長野電鉄創立60周年を記念し、創立直後使用した古い車両
 (電気機関車及び電動客車)をここに展示しました。

 1.機関車は、昭和2年日立製作所生まれで、250余年の長い間
   当社沿線の特産物りんご、硫黄、木材等の輸送を一手に背負って
   活躍してきましたが、道路網の発達等で、めまぐるしく時代は変り、
   貨物の鉄道ばなれは特にはげしく、やむを得ず、その座をトラックに
   ゆずり、昭和54年3月31日限りで退役の身となり、貨物輸送の
   大拠点であった須坂駅で余生を送ることになりました。

 2.電車は、大正15年汽車会社の生まれで、長年沿線の皆さんの
   足として親しまれてきましたが、地下鉄線営業開始にともなって、
   その基準に合わず、やむなく昭和55年4月退役の身となり、
   当社線ご利用の皆さんが見えるこの場所で機関車と一緒に
   余生を送ることになりました。

 電気車主要諸元表

  車種:機関車
  形式称号:ED502
  記号番号:502
  製造年月:昭和2年5月
  製造所:日立製作所
  自重:36.27t
  換算両数:3.6
  最大寸法 長さ:11,500mm
       巾:2,743mm
       高さ:4,115mm
  主電動機:EFC-H60 150kw×4
  歯車比:81:20 4.05
  制動機:EL-14A

  車種:電車
  形式称号:デハニ200
  記号番号:デハニ201
  製造年月:大正15年5月
  製造所:汽車会社
  自重:30.08t
  換算両数:積3.6 空3.0
  最大寸法 長さ:16,650mm
       巾:2,734mm
       高さ:4,061mm
  主電動機:556-J6 75kw×4
  歯車比:73:16 4.56
  制動機:SME
                     長野電鉄

現在は旧型電気機関車や電車は信濃川田駅に留置、代わりに2000系D編成が展示されているという。
また「栗と北斎と花のまち 信州おぶせ」という看板があり、「栗の木美術館/徒歩五分」なと゛、22施設が紹介されている。


画像 dd08301
撮影時刻 2007/04/22 10:21:12

「ながでん電車の広場」。
小布施駅側線に設置されている。


画像 dd08296
撮影時刻 2007/04/22 10:14:43




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