939.JR信越本線豊野駅
JR信越本線豊野駅は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する信越本線の駅である。
信越本線のほか、豊野を起点とする飯山線も乗り入れており、
駅舎側の1番線は信越本線下りと下り線の豊野折り返しの上り列車、及び飯山線、
2番線と3番線の島式ホームは上り列車が使用する。
画像の木造駅舎は2008年に改築され、現在は橋上駅舎化されている。
1888年5月1日に現在の信越本線が官設鉄道として関山から長野まで延伸開業した時に同時に開業した。
1921年10月20日に飯山鉄道によって豊野から飯山までが開業、
戦時中の1944年6月1日に飯山鉄道が国有化され、飯山線となる。
この駅舎内にあったJR東日本長野支社が掲示している「小さな駅の物語」には以下のように書かれていた。
信越本線 豊野駅 TOYONO
〔篠ノ井起点 20.1キロメートル〕
所在地:長野県長野市豊野町豊野
開業:明治21年(1888年)5月1日
標高:334.6メートル
一駅一名物:島崎藤村の文学碑
豊野駅が開業すると各方面へ新道が開かれ、
駅前には人力車や荷馬車が営業し、
北信濃の交通の中枢になった。
戦後の昭和23年頃からリンゴの出荷が増加し、
最盛期には年間2万5千トンを貨物輸送で記録した。
また「ふるさとの散歩道」という長野市が設置した掲示物もある。
観音堂
眺めの良い所にあり、三十三番観世音菩薩の石像が安置してある。
聖林寺大悲閣跡
弘長2年(1262年)に創建されたという。鎌倉〜室町時代に栄え塔頭十二坊もあったと言われたが次第に衰微し、
享保14年(1729年)に観音山の中腹に移転中興された。
八雲台古墳
伊豆毛神社旧社地にある。大変眺望のよい所で、大永3年(1523年)まで鎮座の地であった。
昭和10年頃氏子の考えによって八雲台と名づけた。社標の裏面には万葉仮名で三首の歌が刻んである。
丹霞郷
昭和8年春、美術界の巨匠岡田三郎助、和田三造等の画伯一行が北信州の風景を探勝した。
この時、たまたま見晴らしのよい高台桃源の郷を見て天下の絶景と誉め称え、丹霞郷と名づけた。
権現山
老松の木立ちの中に御獄大神・成田不動尊・米子滝不動尊が祭られ、
又四国八十八箇所霊場の弘法大師の石仏が静かにたたずんでいる。
長秀院
天文元年(1532年)石村城主下村勒負によって開基され、
揚天宗播禅師の開山で石田山長秀院と名づけられている。
神宮寺跡
小高い山の中腹の栗野神社境内に建てられた寺で、弘治、永禄年間甲越両将合戦の兵火にかかり焼失したという。
大きな礎石が静かに点在し往時をしのばせる。
画像 dd08307
撮影時刻 2007/04/22 12:46:17
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