950.南海電鉄汐見橋駅
南海電鉄汐見橋駅は頭端式1面2線の地上ホームを持つ南海高野線の駅である。
汐見橋線は本来は南海高野線の一部なのだが、
実際は独立した支線として扱われていて、高野線の始発は全て難波となっている。
岸里玉出は地図上では南海本線と高野線が交差しているように描かれることが多いが、
実際は天下茶屋と岸里玉出の間に高野線の分岐点があって、
その汐見橋線の起点駅となっており、駅舎は北端に接していてこちら側のみに改札が設置されている。
汐見橋線は南海本線のホームと平行して設置されていて、高野線とは直通していない。
通常は1番線を使用するが、ごく一部は2番線から発着する場合もある。
1900年9月3日に高野鉄道が大小路(現・堺東)から汐見橋まで延伸した時に終着駅として開業した。
開業時は“道頓堀”の駅名だったが、1901年1月1日に“汐見橋”に改称された。
1907年11月15日に高野鉄道の事業が高野山登山鉄道に譲渡、
1915年4月30日に大阪高野鉄道に社名変更、
1922年9月6日に大阪高野鉄道を南海鉄道が合併、
戦時中の1944年6月1日に関西急行鉄道と南海鉄道が合併して近畿日本鉄道が誕生、
戦後の1947年6月1日に近畿日本鉄道のうち、旧南海鉄道の路線が南海電気鉄道に譲渡された。
現在の駅舎が完成したのが1956年11月16日にで、
コンクリート造りの無機質なデザインであるが、それがかえってレトロな雰囲気を残している。
改札の上にある「南海沿線観光案内図」があり、情緒を残す。
しかし一歩外に出れば新なにわ筋と千日前通が交差していて、
昭和から一瞬にして現代にタイムスリップしたかのような感覚を覚える。
画像 dd08543
撮影時刻 2007/07/06 18:09:05
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