961.三陸鉄道宮古駅



三陸鉄道宮古駅は単式1面1線の地上ホームを有する北リアス線の駅である。
JR山田線とは独立したホームを有しているが、山田線直通の列車はJR宮古駅のホームを使用する。
北リアス線は国鉄宮古線と久滋線を引き継いで両線を結ぶ区間を延伸して開業させた。
宮古から久滋までは改正鉄道敷設法別表第6号に規定する予定線として、
「岩手県久慈ヨリ小本ヲ経テ宮古ニ至ル鉄道」として建設された。
1972年2月27日に宮古から田老までが宮古線として開業、
1975年7月20日に久滋から普代までが久滋線として開業した。
両区間を結ぶ区間も日本鉄道建設公団によって建設中であったが、
1981年4月1日に第1次特定地方交通線として廃止が承認、工事も中断した。
これを受けて岩手県が筆頭株主となり、宮古市や大船渡市などの沿線自治体、
岩手銀行、東北電力などの民間企業が出資して1981年11月10日に三陸鉄道が設立、
宮古線、久滋線を引き継ぐことを条件に中断していた田老から普代までの建設工事を再開、
1984年4月1日に北リアス線として転換開業した。
この時未完成区間の工事を待って盛線を転換した南リアス線も同時に転換、開業している。
駅舎の2階部分は三陸鉄道宮古鉄道事務所となっていて、実質的には本社機能を有している。


画像 dd08822
撮影時刻 2007/07/21 12:08:33



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