971.JR東北新幹線いわて沼宮内駅



JRいわて沼宮内駅は相対式2面2線の高架ホームを有する東北本線の駅である。
1番線は下り、2番線は上りが使用、通過線はなく、ホームには可動式の安全策が設けられている。
また東北新幹線八戸延伸時に並行在来線としてJR東日本から分離された東北本線のうち、
岩手県内の路線を受け継いで設立されたIGRいわて銀河鉄道のいわて銀河鉄道線の駅ともなっている。
いわて銀河鉄道線は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する。
1番線は下り、2番線は待避線といわて沼宮内始発列車が使用、3番線は上りが使用する。
東北本線は日本鉄道によって敷設された路線で、現在の高崎線となった上野から熊谷までが1883年7月28日に開通したのに始まる。
この路線の上野から大宮までが東北本線に相当するが、この時点では大宮駅は開業していない。
大宮駅が開業したのは1885年3月16日で、同年7月16日には栗橋まで延伸、1886年6月17日には宇都宮まで延伸、
その後も延伸を続け、1891年9月1日に盛岡から青森まで延伸して東北本線は全通、この全通時に“沼宮内”の駅名で開業した。
日本鉄道は1906年11月1日に国有化され、1909年10月12日に線路名称制定により東北本線となる。
全国新幹線鉄道整備法に基づき、1973年11月131日に整備計画が決定した整備新幹線5線のうち、
東北新幹線盛岡から青森までの179kmは、沼宮内から八戸をフル規格で建設、
盛岡から沼宮内までと八戸から青森までを在来線を整備して走るミニ新幹線として建設することが計画された。
ミニ新幹線は秋田新幹線や山形新幹線で取られている方法で、
在来線を狭軌から標準軌に改軌した上で、新幹線と在来線を混在して運行させるというもの。
この計画は1994年に全区間がフル規格で建設されることに変更された。
2002年12月1日に東北新幹線が青森から八戸まで延伸、
並行在来線の東北本線のうち、盛岡から目時までをIGRいわて銀河鉄道に分離して移管した。
同時に駅名を“沼宮内”から“いわて沼宮内”に変更した。


画像 dd08877
撮影時刻 2007/07/22 15:27:35

IGRいわて銀河鉄道ホームから見た新幹線ホーム。


画像 dd08880
撮影時刻 2007/07/22 15:41:18




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