21.JR総武本線八街駅




JR八街駅は総武本線と国道409号が交差したところにある駅で、総武本線の中でも特急も停まる比較的大きな駅である。
1897年5月1日に開業した駅で、今までは南側のみに改札口が設置された平屋の駅舎で下り線からは跨線橋を使っていたが、
近年の増加する利用客に対応するため、2004年4月1日に橋上化された現在の駅舎が完成した。
それと同時に今までは南側だけにしか出入り口がなかったが、橋上化されたために北側にも出入り口が設置された。
八街といえば千葉県名産の落花生の中でも特に有名な場所で、旧駅舎時代には北側に落花生専用の倉庫が並んでいた。
ちなみに“八街”は「やちまた」と読み、もともと1869年(明治2年)に作られた下総開墾会社によって造られた13の集落のひとつである。
この会社は明治維新により職を失った旧武士階級の救済のために明治政府によって作られた会社で、
この会社によって開墾された場所は開墾順に因んだ地名がつけられており、8番目に開墾されたので“八街”と命名された。
因みに13の集落は順に初富、二和、三咲、豊四季、五香、六実、七栄、八街、九美上、十倉、十余一、十余二、十余三と名付けられている。


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撮影時刻 2005/02/26 10:28:32

平屋として南側のみに出入り口のあるJR八街駅旧駅舎。
1926年4月に完成している。


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撮影時刻 2003/06/14 12:42:22


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