1043.JR氷見線伏木駅



JR伏木駅は島式1面2線の地上ホームを有する氷見線の駅である。
番線の設定はなく、駅舎側は下り、その反対側は上りが使用、駅舎とは跨線橋で結ばれている。
また貨物列車の操車場も併設されている。
氷見線は現在の城端線を開業させた中越鉄道により、1900年12月29日に高岡から伏見までを開業したのに始まり、
伏木もこの時に終着駅として同時に開業した。
1912年4月4日には島尾、同年9月19日には氷見まで延伸した。
もともとは国道415号にほぼ並行して能登半島を横断し、七尾線羽咋までの延伸計画があったが実現はしなかった。
中越鉄道は1920年9月2日に国有化され、現在の城端線と高岡から中越までが中越線、中越から氷見までが氷見軽便線となる。
軽便鉄道法廃止により1922年9月2日に氷見軽便線の区間が氷見線に改称、
1942年8月1日に線路名称が改正され、中越線の高岡から城端までを城端線、高岡から伏木までを氷見線に編入した。
かつては万葉線中伏木と氷見線伏木の間にある小矢部川を渡るために如意の渡しがあった。
この渡し船は源義経ついて書かれた「義経記」にも記載がある。
源義経が奥州に落ち延びる時にこの渡しを利用しようとしたところ、渡守に義経であることを見破られてしまう。
随行していた弁慶が機転を利かせて義経を扇で打ち据えて無事乗船することが出来たという。
このエピソードから歌舞伎の「勧進帳」などが創作された。
但し、「勧進帳」では舞台が安宅の関となっている。
如意の渡しは近くに伏木万葉大橋が開通したことにより2009年8月2日に廃止された。


画像 dd10929
撮影時刻 2008/07/26 16:15:05

「如意の渡」伏木側の乗船場。


画像 dd10928
撮影時刻 2008/07/26 16:11:10




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