1067.えちぜん鉄道永平寺口駅



えちぜん鉄道永平寺口駅は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する勝山永平寺線の駅である。
駅舎側の単式ホームは1番線は基本的に使われておらず、福井からの列車の折り返しのみに使用される。
2番線は上り福井方面、3番線は下り勝山方面が使用する。
勝山永平寺線は京都電燈によって敷設された路線で、
1914年2月11日に新福井から市荒川(現・越前竹原)までが開業したのが始まりである。
永平寺口も“永平寺”松岡の駅名で同時に開業、この時に建築された駅舎本屋は国の登録有形文化財に登録されている。
1924年3月31日に設立された永平寺鉄道により、
1925年9月16日には永平寺(現・永平寺口)から永平寺門前(現・永平寺)の間が開業、
1927年11月1日に永平寺から永平寺口に改称された。
さらに1929年8月14日に金津から新丸岡(後の本丸岡)までが開業、
同年12月10日には新丸岡から永平寺口までが開業した。
戦時中の配電統制令によって京都電燈は解散することとなり、
鉄軌道事業を1942年3月2日に京福電気鉄道に継承した。
同年12月1日に京福電気鉄道が永平寺鉄道を合併、永平寺線とする。
また同時に永平寺口を東古市に改称した。
永平寺線は1969年9月18日に金津から東古市(現・永平寺口)を廃止した。
京福電気鉄道は2000年12月17日に、
越前本線(現・勝山永平寺線)志比堺−東古市(現・永平寺口)間で正面衝突事故を起こし、
さらにその半年後の2001年6月24日にも同線保田−発坂間で衝突事故を起こした。
度重なる事故により国土交通省は事故原因が解明し対策を施すまで業務停止を命令、
同年10月に福井県内の路線の廃止届けを国土交通省に提出した。
全面休止中の2002年10月21日東古市から永平寺までが先に廃止、永平寺線は全線廃止された。
残った路線を引き受けるため、地元自治体が第三セクターを結成して越前本線、三国芦原線を譲り受けた。
2003年2月1日に越前本線を勝山永平寺線に改称し、同年2月20日には東古市から再び永平寺口に改称した。
同年7月20日に福井から永平寺口が運転再開、10月19日には永平寺から勝山までが運転再開した。



画像 dd11443
撮影時刻 2008/09/14 16:23:58

今は使われなくなったホーム跡。


画像 dd11445
撮影時刻 2008/09/14 16:27:04
かつてあった永平寺線の跡。
線路が途中で寸断されている。


画像 dd11448
撮影時刻 2008/09/14 16:29:00




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