1079.平成筑豊鉄道直方駅



平成筑豊鉄道直方駅は頭端式1面2線の地上ホームを有する伊田線の駅であり、
JR筑豊本線が接続している。
JR側の駅舎は2011年4月29日に水戸岡鋭治氏のデザインによる橋上駅舎に改築された。
現在の筑豊本線は若松から筑豊地域で算出される石炭を輸送することを目的に、
1891年に設立された筑豊興業鉄道が敷設した路線で、
伊田線は1893年2月11日に支線として直方から金田までの区間が開業した。
直方は筑豊地方の各地からやってくる石炭車組み替え各方面に送り出す拠点駅として発展した。
筑豊興業鉄道は1894年8月15日に筑豊鉄道に社名変更、
筑豊鉄道は1897年10月1日に九州鉄道と合併、
九州鉄道は1907年7月1日に国有化され、
1909年10月12日の線路名称制定により直方から伊田(現・田川伊田)が伊田線となった。
戦後の石炭の出荷量の減少や炭田の閉鎖により伊田線は1987年2月3日に、
国鉄第3次特定地方交通線として廃止が承認され、
伊田線のほか、金田から分岐して田川後藤寺までを結ぶ糸田線、
日豊本線行橋から田川伊田までの田川線の3路線を引き継ぎ、
1989年4月26日に設立された第三セクターの平成筑豊鉄道に移管された。
第三セクターの新会社に移管するにあたって社名を一般公募、
その社名決定日が1989年1月7日だった。
しかし同日に昭和天皇が崩御、年号が「平成」に改められたことから急遽予定を変更、
「平成筑豊鉄道」に社名を決定した。


画像 dd11699
撮影時刻 2008/10/18 12:12:38



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