1095.JR根室本線新得駅



新得駅は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する根室本線の駅である。
根室本線のほか石勝線も接続し、石勝線の終点となっている。
駅舎側ホームの1番線は下り本線、2番線は上り本線が使用、島式ホームとは跨線橋で結ばれている。
新得は蕎麦で有名で、駅蕎麦も駅前の蕎麦の名店「食事処 せきぐち」が出店している。
根室本線は北海道鉄道敷設法により旭川と釧路を結ぶ幹線鉄道として建設された。
北海道官設鉄道によって旭川からは十勝線として、釧路からは釧路線として敷設されていった。
十勝線が落合まで、釧路線が利別まで延伸してのち、1905年4月1日に官設鉄道に移管された。
移設後の同年12月1日に帯広まで延伸し、
1907年9月8日に落合と帯広までが開業して旭川から釧路までの区間が全通した。
新得に駅が出来たのはこの時で、1909年10月12日の線路名称制定により同区間が釧路線となる。
1913年11月10日に滝川から下富良野までの新線が開業、
それに合わせて新線と合わせて滝川から釧路までを釧路本線とし、旭川から下富良野までを富良野線として分離した。
その後は根室方面に延伸が開始され、1921年8月5日に根室まで延伸して全通、
それに合わせて滝川から根室までの区間を釧路本線から根室本線に改称した。
石勝線は南千歳から新得までの本線と新夕張から夕張までの支線からなる路線で、
令制国名の「石狩国」と「十勝国」から名付けられている。
追分から夕張までの区間は北海道炭礦鉄道によって敷設された区間で、1892年11月1日に開業した。
北海道炭礦鉄道は夕張炭田の炭鉱開発や石炭輸送のため建設された。
1906年10月1日に北海道炭礦鉄道は国有化され、1909年10月12日の線路名称制定により夕張線となった。
1981年10月1日には追分から千歳空港(現・南千歳)までの区間と新夕張から新得までの区間が開業した。
駅名及び町名はアイヌ語の「シリ・トク」が由来となっており、「山の突起」の意である。


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撮影時刻 2008/11/16 10:10:08

JR新得駅構内の駅蕎麦。


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撮影時刻 2008/11/16 10:10:34




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