1385.JR筑肥線伊万里駅



JR伊万里駅は単式1面1線の地上ホームを有する筑肥線の駅である。
筑肥線は西区間と東区間に分かれており、伊万里は西区間の終着駅である。
但し、東区間は福岡市地下鉄空港線と相互乗り入れする電化路線であるのに対し、
西区間は1日10本程度が発着するだけで日中は3時間に1本程度である。
また松浦鉄道も接続しており頭端式2面3線の地上ホームを有している。
松浦鉄道西九州線松浦方面は1番線、2番線、有田方面は3番線に発着する。
途中駅であるがこの駅でスイッチバックする線形となっている。
松浦鉄道西九州線はかつてJR松浦線であり、
第三セクター化した後も線路は繋がっていて駅舎も共用となっていたが、
2002年3月1日にそれぞれの新駅舎が完成し線路も分断された。
2つの駅の間には道が走っており、屋根のあるペデストリアンデッキで繋がっている。
筑肥線はかつて博多から伊万里までを結ぶ路線として唐津市内を通らない別ルートで開業したが、
部分電化によって一部の区間が経路変更や廃止になったため、
現在では姪浜から唐津までの42.6kmの東区間と山本から伊万里までの25.7kmの西区間に分かれる。
北九州鉄道が1923年12月5日に福吉から浜崎まで敷設したのに始まる。
翌年1924年4月1日には福吉から前原(現・筑前前原)まで延伸、
同年7月7日には浜崎から虹の松原(現・虹ノ松原)まで延伸、
1925年4月15日には前原から姪ノ浜(現・姪浜)まで延伸した。
さらに同年6月15日には姪浜から新柳町まで延伸、虹の松原から東唐津まで延伸、
同年11月20日には新柳町から南博多まで延伸、
1926年10月15日には南博多から博多まで延伸して国有鉄道に近接させた。
1929年4月1日には東唐津から山本まで延伸、
1935年3月1日には山本から伊万里まで延伸し、博多から伊万里までが全通した。
北九州鉄道は1937年10月1日に国有化され、路線は筑肥線と名称制定された。
福岡市地下鉄1号線(現・空港線)が1983年3月22日に開業、
同時に筑肥線の博多から姪浜までの区間は廃止となった。
虹ノ松原から山本までの10.4kmを廃止、唐津から虹ノ松原までの5.1kmを新規開業、
唐津から姪浜までの区間を電化して福岡市地下鉄1号線との相互乗り入れも同時に開始した。
この時点で現在のルートは完成するが、唐津から山本までの区間は唐津線と二重戸籍となっていた。
1987年4月1日の国鉄分割民営化でJR九州が誕生したのと同時に二重戸籍を改称、
唐津から山本までは唐津線となり、筑肥線は2つに分断された。


画像 dd20245
撮影時刻 2014/05/24 09:19:12



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