1506.名古屋鉄道日比野駅



名古屋鉄道日比野駅は島式1面2線の地上ホームを有する尾西線の駅である。
島式ホームの線路の両脇に側線があり、そのためホームの付番は2番線、3番線となっている。
2番線は津島線上り、3番線は尾西線下りが使用する。
尾西線は尾西鉄道が敷設した路線を名鉄が合併したものである。
草津を起点にして名古屋方面に敷設された関西鉄道(現・JR関西本線)は、
1894年7月5日に四日市から桑名まで延伸したが、
その後名古屋までのルートとして弥富から最短ルートと、
津島を経由するルートが検討されたが、
結局津島経由のルートは誘致運動が実を結ばず廃案となった。
そこで地元の有志が出資して尾西鉄道が設立され、
1898年4月3日に弥富から津島までの区間が開業した。
更に津島から先も建設され、1899年2月17日には森上まで延伸、
同年7月18日には萩原まで延伸、1900年1月24日には一ノ宮まで延伸した。
その後、1914年8が節4日には新一宮から木曽川橋まで延伸、
1918年5月1日に貨物線として木曽川橋から木曽川港まで延伸して全通した。
尾西鉄道は1925年8月1日に名古屋鉄道に買収され、尾西線となる。
不要不急路線として戦時中の1944年3月21日に、
奥町から木曽川港までの区間が休止され、
戦後、1951年12月28日に奥町から玉ノ井までの区間が再開されたが、
1959年11月25日に玉ノ井から木曽川港までの区間は廃止が決まった。
日比野駅付近に尾西線が敷設されたのは1898年4月3日だが、
開通当時は駅はなかったが、近接する日比野安全肥料本社工場へのアクセスのために、
1907年12月19日に日比野駅が開業する。


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撮影時刻 2015/05/12 10:03:13



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