1527. JR桜井線畝傍駅



JR畝傍駅は相対式2面2線の地上ホームを有する桜井線の駅である。
もともとは単式1面1線と島式1面2線の計2面3線構造だったが、
2005年12月に島式ホームの外側の線路が撤去され現在の形になる。
駅舎側の1番線は上り、元島式ホームの2番線は下りが使用、
元島式ホームと駅舎側のホームは跨線橋で結ばれている。
1893年5月23日に大阪鉄道が高田から桜井に延伸時に同時に開業した。
大阪鉄道は1900年6月6日に関西鉄道に買収される。
関西鉄道は1907年10月1日に国有化され、
1909年10月12日の線路名称制定により桜井線の所属になる。
現在の近鉄吉野線の前身である吉野鉄道が、
1924年11月1日に橿原神宮前から延伸して乗り入れた。
吉野鉄道は1929年8月1日に大阪電気鉄道に買収され、
1941年3月15日には大阪電気鉄道と参宮急行鉄道が合併、
社名は関西急行鉄道となり、
関西急行鉄道は1944年6月1日には南海鉄道と合併、
近畿日本鉄道となり、吉野線は小房線となった。
1952年4月1日に小房線は廃止された。
畝傍は橿原神宮や神武天皇陵への最寄り駅のため、
駅舎には参拝する皇族のために貴賓室が設けられていた。
この駅舎は皇紀2600年にあたる昭和15年に、
昭和天皇が橿原神宮行幸のために建築されたという。


画像 dd21536
撮影時刻 2015/05/24 09:15:36



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