1701.東武鉄道下今市駅



東武鉄道下今市駅は島式2面4線の地上ホームを有する、
日光線及び鬼怒川線の駅である。
日光線は本線格の東武伊勢崎線の東武動物公園を起点として、
東武日光までを結ぶ94.5kmの区間である。
鬼怒川線は下今市を起点として新藤原を結ぶ16.2kmの区間で、
運行上は野岩鉄道会津鬼怒川線に直通する。
1番線は日光線下り、2番線は日光線下り及び鬼怒川線下り、
3番線、4番線は日光線上下線及び鬼怒川線下りが使用する。
東武日光線は1912年9月30日に、
杉戸(現・東武動物公園)から新鹿沼が敷設されたのに始まる。
1929年7月7日に下今市まで延伸し終着駅として開業した。
同年10月1日には東武日光まで延伸して全通する。
鬼怒川線は1915年に藤原軌道の社名で設立し、
同年社名変更した下野軌道が敷設した路線で、
1917年1月2日に大谷向今市(現・大谷向)から中岩(後に廃止)が開業、
11月1日に中岩から大原(現・鬼怒立岩信号場)まで延伸、
1919年3月17日に大原から下滝(現・鬼怒川温泉)まで延伸、
同年10月1日に大谷向今市から新今市(現・廃止)が開業、
同年12月28日に下滝から藤原(現・新藤原)まで延伸した。
下野軌道は1921年6月6日に下野電気鉄道に改称された。
新今市は現在のJR今市駅前に位置しており、
国鉄との乗り換えを前提としていたが、
1929年7月7日に新今市と大桑の間に、
東武日光線との乗換駅として小倉町(現・廃止)を開業、
さらに同年10月22日に大谷川右岸から新今市を廃止、
大谷川右岸から下今市を開業させて東武日光線に乗り入れを開始した。
これによって小倉町は約3ヶ月で廃止となった。
下野電気鉄道は戦時中の1943年5月1日に東武鉄道に買収され、
同社の路線は東武鉄道鬼怒川線となった。
東武鬼怒川線では2017年8月10日からSL列車「大樹」の運行を開始、
これに合わせて同年5月2日に下今市機関区を開設、
同年7月23日に駅舎の改修が完了した。

画像 dd23625
撮影時刻 2017/11/18 12:36:48

駅に併設されている下今市機関区


画像 dd23628
撮影時刻 2017/11/18 12:42:22




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