1730.京都丹後鉄道天橋立駅



京都丹後鉄道天橋立駅は単式1面1線と島式1面2線の計3面3線の地上ホームを有する宮舞線の駅である。
島式ホームが1番線と2番線、駅舎側が3番線に付番されており、跨線橋で結ばれている。
また島式ホームの奥には2本の留置線が設置され、何れも電化設備が設置されている。
2番線が下り主本線、3番線が上り主本線となっており、1番線は上下線の副本線となっている。
上り下り返し列車はそのまま2番線から折り返して始発列車として運転される。
駅舎には観光案内所「丹後観光情報センター」が併設されている。
宮津線は北近畿タンゴ鉄道が所有する鉄道路線である。
西舞鶴から宮津を経由して豊岡まで至る路線である。
宮津線は国鉄の路線として開業、国鉄分割民営化後の1990年4月1日に、
第三セクターの北近畿タンゴ鉄道に移管された。
営業キロは83.6kmの単線で、宮津から天橋立の区間のみ電化されている。
2015年4月1日に鉄道事業をWILLER ALLIANCEの子会社のWILLER TRAINSに移管、
鉄道施設を第三種鉄道事業者として北近畿タンゴ鉄道が所有、
WILLER TRAINSが第二種鉄道事業者として京都丹後鉄道の名称で運営する。
2015年の上下分離式に移管した時に西舞鶴から宮津までの24.7kmに宮舞線、
宮津から豊岡までの58.9kmに宮豊線の愛称が付けられた。
鉄道省によって1924年4月12日に舞鶴(現・西舞鶴)から宮津が敷設された。
翌年1925年7月31日に丹後山田まで延伸、この時に天橋立も同時に開業した。
同年11月3日にに峰山まで延伸、1926年12月25日に網野まで延伸された。
一方豊岡方面からも峰豊線として1929年12月15日に豊岡から久美浜までの区間が開業、
1931年5月25日には宮津線が網野から丹後木津(現・夕日ヶ浦木津温泉)まで延伸した。
1932年8月10日に丹後木津から久美浜までの区間が開通、
峰豊線として開業した区間を宮津線に組み入れて全通した。
1986年には第3次特定地方交通線に選定、廃止の対象になった。
それを受けて第三セクターとして存続されることとなり、
京都府が中心となって宮福線を開業させた宮福鉄道が引き受けることとなり、
宮福鉄道はこれを機に社名を北近畿タンゴ鉄道に変更、
国鉄分割民営化後の1990年4月1日にJR西日本より移管された。
収益の悪化により鉄道事業再構築事業の認定を受け上下分離式に移行、
北近畿タンゴ鉄道は施設のみを所有し、運営に関してはWILLER ALLIANCEに移行、
WILLER ALLIANCEは100%子会社のWILLER TRAINSを設立した。
宮津線は基本的に非電化路線だが、
宮津から天橋立は宮福線経由でJR西日本の特急「はしだて」が乗り入れており、
そのため天橋立は留置線も含めて全ての線路が電化されている。
駅名通り、日本三大名所のひとつである天橋立の最寄り駅である。


画像 dd24197
撮影時刻 2018/08/04 15:24:05

側面から見た天橋立駅。


画像 dd24198
撮影時刻 2018/08/04 15:24:25




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