1770.JR可部線あき亀山駅



JRあき亀山駅は頭端式1面2線の、
地上ホームを有する可部線の駅である。
可部線の終着駅となっており、ホームの端に改札が設置されている。
そのほか、留置線も設置されている。
可部線は大日本軌道広島支社によって敷設されたのが最初で、
1909年12月19日に横川から祇園(現・廃止)までの区間が開業、
1910年11月19日古市橋まで延伸、
1911年6月12日に可部まで延伸された。
路線は1919年3月11日に可部軌道に譲渡、
1926年5月1日には広島電気に譲渡された。
その後路線は広島電気によって改軌、電化され、
1931年7月1日に広島電気全額出資の広浜鉄道に譲渡された。
1936年9月1日に国有化され、可部線の名称となった。
国有化直後の1936年10月13日には安芸飯室まで非電化区間として延伸、
戦時中には一部の駅が休止されたが、戦後の1946年8月15日に布まで延伸、
1954年3月30日に加計まで延伸された。
1968年9月4日には可部線可部から加計までの区間が、
国鉄赤字83年に揚げられ廃止勧告を受けるが、
翌年の1969年7月27日には三段峡まで延伸、全通した。
山陰本線浜田から三段峡を結ぶ今福線の計画があり、
可部線と直通して山陽本線と山陰本線を結ぶ予定になっていて、
1974年には実際に工事にも着手されたが、
1980年12月27日に制定された国鉄再建法により工事は中止された。
国鉄分割民営化後にJR西日本が可部から三段峡の廃止を表明、
2003年12月1日に廃止された。
しかし廃止された区間にあった河戸駅付近の住民から再延伸の運動が起こり、
広島市が国の補助を受けて可部から新河戸までの区間を敷設、
JR西日本が第三種鉄道事業者として乗り入れのこととして、
2017年3月4日に延伸開業、
終着駅の「新河戸」は前年に正式名を「あき亀山」に変更していた。
廃止された可部から三段峡の区間には「安芸亀山」の名称の駅が実在したため、
これと区別するために「安芸」を平仮名にした。
あき亀山駅と旧・安芸亀山駅は約3.4km程離れている。


画像 dd24876
撮影日時 2019/07/28 8:32:23

側面から見たJRあき亀山駅。


画像 dd24878
撮影日時 2019/07/28 8:33:14




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